2012年3月30日金曜日
古代にあった巨大測量文明の発見(6)
※出典:加治木義博:言語復原史学会
KKロングセラーズ ムックの本
ジンム・プロブレム
真説:日本誕生 誰が巨大古墳を造ったのか
36頁
《誰が巨大古墳を造ったのか》
「誰が巨大古墳を造ったのか」
《古代にあった巨大測量文明の発見》
「古代にあった巨大測量文明の発見」
「写真」=京都祇園祭の月鉾の飾り幕に描かれた三つ巴
「写真」巴形銅器
佐賀県唐津市桜馬場遺跡出土(佐賀県博物館蔵)
「写真」巴形銅器
奈良県天理市東大寺山古墳出土
これはご覧のとおり「万字形」であって「巴形」ではない。
命名者の無知が、ずっと訂正されずにいる名称のひとつ。
「写真」太極図
白い曲玉型は陽、黒いのは陰を意味する。
これは陰陽が互いに補い合っている形であると同時に、
互いに争って永遠にひとつになれない混沌の象徴でもあり、
渦巻きの表現でもある。
あまり縁起のいい図ではない。
八幡の象徴である三つ巴はさらに争いが激しい。
軍神としての八幡を意味するのはそのためである。
曲玉が太陽象徴であることは『ヒミコ』でお話ししたが、
中国の思想も同じルーツから出ている。
「写真」万字(マンジ)
(印欧名スワスチカ)
ヒトラーのハーケン・クロイツは逆万事。
これも太陽象徴である。
巴との違いは、中心が一つで、
巴のように多頭ではないことである。
《八幡様はなぜ巴印か?》
「八幡様はなぜ巴印か?」
なぜそんな形が選ばれたか。
それは応神天皇の紋章である巴に関係がある。
三つ巴(ともえ)は
全国どこの八幡様でもみられるトレードマークである。
この天皇の名は誉田別(こんだわけ)、
または品陀和気(ほんだわけ)で、
その名の由来は、[応神紀]の冒頭にある(誉はホムが正しい)。
天皇が生まれると、その腕に鞆(とも)のようなコブがあった。
これはきっと御母の神功皇后が、
男装し武装して柄をつけていたので、
そのためそんなものができたのであろうと、
鞆をホムダというところから、
ホムダワケと名づけたのだとある。
『古事記』では
一名を大鞆和気(おおともわけ)と書き
同じ鞆の話をのせている。
巴の字は象形文字で曲玉型のものを現し、
中国ではこれが二つ組み合わさった天極(てんきょく)図が
道教の象徴として用いられている。
この字を日本でトモエと発音するのは、
鞆に応神天皇にあやかるようにと
巴(ともえ)を画くのがしきたりとなり、
鞆絵(ともえ)と巴は一つのものを意味したからだとされる。
こうみてくると、
この天皇の陵の特異な形は、すなわち巴を意味し、
それは私たちが知る曲玉と共通の象徴でもある。
筆者が曲玉型と呼ぶのは巴は三つ巴などに見るとおり、
長く尾を引いて互いに抱かえ合って、
この陵の形とはやや遠いため、
あえて近似の曲玉を名に選んだのである。
(なお前記恵我大塚は周濠だけだが、やはり曲玉型をしている)
図をよくご覧いただくと、
いかに多くの陵墓が、この大陵を基点としているかが、
おわかりいただだけると思う。
と同時に、
たとえば西側の外濠(そとぽり)にある橋状部までが、
一つは仁徳陵の後円部の中心と応神陵の同じ中心とを結んだ線、
またその中心と野中寺とを結んだ線と一致するという、
完全設計ともいえる形になっていることまで明らかになる。
念入りに見ていただけば、
実に愉しい推理と発見に満ちた設計図だと思うのである。
応神陵が左右対称でない理由はこれでご納得がいったと思うが、
こうした伝承をもたない天皇たちの陵にも歪んだものが幾つもある。
平城宮址の北に東西に並ぶ
佐紀(さき)の盾並(たたなみ)陵群と
垂仁天皇陵にも大きな歪みがみられる。
これらは時間経過による崩壊が原因とされているが、
その想像は成り立たない。
なぜなら孝謙天皇陵、磐之媛(いわのひめ)陵、
コナベ池とウワナベ池の御陵伝説地は、
いずれも陵本体と対応する周濠の形状から、
造営当時すでに、
そのように設計されていたことが明瞭で、
歪みの原因は崩壊によるものではない。
これを崩壊によるとしたのは、
古墳相互の位置関係に思い及ばなかったための、
非科学的な空想であって、
応神陵と同様、それらの基線を延長してみると、
すべて他の陵墓に到達し、
「歪み」にみえていたのは、
これらの相関線に忠実に設計されたためだったのである。
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