2012年2月6日月曜日

神武天皇と崇神天皇が戦った!(1)



※出典:加治木義博:言語復原史学会
KKロングセラーズ ムックの本
ジンム・プロブレム
真説:日本誕生 卑弥呼を攻めた神武天皇
1~19頁


写真:唐古の楼閣図土器は畿内説に有利か?
唐古の楼閣図土器は畿内説に有利か?

帯方郡使は二度来たが、どちらも伊都国までしか来なかった。

梯儁は伊都国でヒミコと合い、宮室・楼観を目撃した。

その遺跡は佐賀県の牛津付近にある。

畿内説も伊都国は九州の中だと認めている。

伊都国にあった楼観と奈良県とは、

地理的にみて全然、無関係である。

では吉野ヶ里だったか?いや「邪馬壹国」は、

その後、伊都国よりもさらに

[南]の[水行十日・陸行一月]の遠方の土地へ遷都している。

牛津より北にあって、近くて、

水行できない吉野ヶ里では絶対にない。

では唐古遺跡はだれのものか?本書ではそれも明らかになる。

「はじめに」

戦後、私(加治木義博)はずっと関西に住んで活動してきた。

大阪府民大学の講師や文化財審議委員として

20年以上も前から古代日本の真相について、

広い地域やテレビでお話ししてきた。

そのあいだにこんな面白い体験をした。

講演のあとの座談会で、ある中学生が、

私の話を聞きにいこうとお母さんを誘ったら

「神武なんか知らんでも、死なへんワ」と言ったというのである。

私は「君はどう思うの?」と聞いてみると、

「歴史は面白いけれど、それだけのもので、

受験にも役に立たないし、

お母さんの言うことは一理あると思う」と言ったのである。

私は、今これをお読みの読者の中にも、

この親子と同じような考えの方が多いかもしれない」と

思うとゾツと恐怖が走る。

これを「まえがき」に書くことにした。

それは私が第二次世界大戦中に小学校の教員をしていて、

自分も飢え、

小さな生徒もおなかをすかせて苦しんだ悲惨な体験があるために、

この[神武問題]は、今、日本人として、

どうしても知っていなければならない

重大な常識であることを痛感しているからである。

私たちが飢えに苦しんだ戦争はなぜ起こつたのだろう?

若いみなさんにはチンプンカンかもしれないが、

そのときの「大義=戦争スローガン」は[八紘一宇]だった。

それは「日本は世界を一軒の家のようにするために戦う」

という意味である。

これが神武天皇が唱えた日本の永遠の理想だというのである。

それは今でいえば世界連邦にあたり、

国境と戦争のない理想的な世界のことだと思って

、国民は「理想に燃えて」ガマンにガマンを重ねていた。

決してバカだったから、政府にだまされていたわけではない。

しかし現実は、そんなに、甘くはなかった。

そのスローガンは次第にきびしくなって、

最後は「現人神(アラヒトガミ)、

天皇陛下のために…世界を敵として戦い…

神国日本を守り抜く…」という、

最初の[大義]とは正反対の、

一見悲壮だが実は天皇に全責任をなすりつけた、

卑怯きわまるものにスリかえてしまった。

だがもともとその[大義]とは、

日本人を[戦争という極悪の道]に

ムリヤリ引きずりこむために

[発明]されたものだったのである。

その発明者は伊藤博文である。

彼は日清戦争用に日本歴史を改造し、

その[神国日本]とか[現人神・天皇]とかいう

考えを盛りこんだ[国定歴史]を御用学者らに作らせた。

日本人を戦争という人間にとって最もいやなものに駆り出して、

死んでも文句が言えないように、

コキ使う[屁理屈]の一つとして、

[歴史]を[活用=実は許せない悪用]したのである。

もっともそれは[西欧帝国主義]が、

日本も植民地にしようという野蛮きわまりない時代の、

やむにやまれぬ選択だったことも事実である。

欧州には伊藤以上のケタはずれに悪いヤツらが、

暴力で非武装国を「征服」して強奪した

他人の富で豪勢な宮殿を建てて住み「王だ、貴族だ」と自称して、

恥ずかしいとも思わなかった。

人類の超低級時代だったからである。

しかしそれを非難ずに、

自分もその悪魔らの仲間入りしようとして「作られた」歴史が、

今になって厄介きわまりないものになったのだ。

そうした思想は当然の結果として

「大日本帝国」を滅ぼしただけでなく、

手本になった西欧帝国や大国も、

大英帝国からソ連帝国に至るまで次々に滅ぼして、

残ったのはアメリカ帝国だけになったが、

それも超赤字国に転落し、

その費任を日本のせいにしようとヤッキになるほどの

末期症状を呈しはじめている。

そんなときに、明治の幼稚な学者らが大あわてで作った

「帝国政府御用達(ごようたし)の皇国史観歴史」が

そのまま手つかずで残っていると、どうなるか……?

それは日本人が「昔からの帝国主義思想の持ち主で、

武器に[経済]を使って、世界を征服しようとしている証拠だ。

経済・八紘一宇だ…」と

非難の口実にされることは目に見えている。

その結果は世界規模の「経済封鎖」に発展しかねない。

アメリカ主導の世界政治は、

口実さえあれば他国にどんどん制裁を加えているのだ。

極悪のCCC(クークラッククラン)がのさばるアメリカを、

紳士国と誤信して、

絶対に日本にはおハチは回ってこないと信じるのは

余程の大バカなのである。

神武問題は今や日本人にとって、

そうした[死活を分ける]大問題なのだ。

今、世界世論の先手を打って、

[神武問題]を徹底的に[真実の歴史]に戻し、

国民常識を完全に改めないと、

海外からの石油も食料も封鎖されて、電気もこず、

水道も出ず、医薬もつくれず、飢えて痩せ細って、

あのお母さんも、とても「死なへん」などとは

言えなくなるのである。

神武天皇と崇神天皇が戦った!

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