2012年12月19日水曜日
出雲の神々の実体とアジアを教化した卑弥呼仏教
『Yahoo!天気・災害』
※出典:加治木義博:言語復原史学会
大学院講義録 26 30頁
「図」出雲の神々の実体とアジアを教化した卑弥呼仏教
《出雲の神々の実体とアジアを教化した卑弥呼仏教》
「出雲の神々の実体とアジアを教化した卑弥呼仏教」
『「神国・日本」は真実。それは何故か?』
しかし古代日本に、
そんな『神託』が必要だったのであろうか?。
神功皇后は武内宿祢を神官にして、
自身ピューティヤになって神託を乞い、
仲哀天皇の宿命をたずねたし、
奈良朝になっても、
和気の清麻呂は宇佐八幡へ詣でて授かった神託により、
最高権力を握っていた弓削の道鏡を失脚させ排除した。
卑弥呼の倭国も、奈良朝の日本も、
一貫して国政を神託に依存していたことがわかる。
我が国の「神国」とは、この意味の神国だったのである。
では『出雲神話』と呼ばれたものは、
神託と関係があるのであろうか?。
それは稗田阿礼というピューティヤが語った物語りだと
『古事記』序文が断わっている。
ピューティヤこそ神託を告げる本家であり、
専門家だったのだから、
答は明確で疑問の余地がない。
疑いなくそれは神託だったのである。
では、その神託の構造を調べてみよう。
『出雲神話』はスサノオの大虵退治から始まる。
この大虵は今では誰もが、
比喩の表現で架空の存在であり、
私たちはそれがスサノオと争った天照大神のことだと確認済みである。
このスサノオが卑弥呼政権を倒した山上王・位宮であり、
彼が伊久米(伊支馬)伊理毘古伊佐知=垂仁天皇であることも、
伊佐知はイサナチでイサナギ(伊声耆)だとも知っている。
そして彼が卑弥呼=倭迹迹日百襲姫の末弟・稚武彦であることも、
また知っている。
『出雲の神々の実体とアジアを教化した卑弥呼仏教』
これをリストにしてみると、さらに新たな細部がよくわかる。
卑弥呼は大国主でもある。
天照大神 スサノオ
① 卑弥呼 伊支馬(位宮)
② 倭迹迹日百襲姫 稚武彦
③ 倭国尼師(オオクニニシ) 武御雷男
④ 八俣大虵 スサノオ
敗者 勝者
スサノオの大虵退治も、大国主の国譲りも、
同じものを、視点を変えてみたものだったとわかる。
タケビコがタケミカになるのもごく常識的な変化で、
シモコが泄謨觚(シモカ)と書かれている。
タケ美觚津王(チ)と当て字したものがあったのである。
この八俣大虵は、東南アジア1帯に、
7つの頭をもった蛇に守られた仏像として分布している。
これから千手観音の像が派生したことは、
比較してみるとすぐわかる。
これは卑弥呼の仏教が、
中国からインドへ次第に逆流したことを立証している。
その過程に中国の娘々廟や南海古仏信仰があることも
また有力な証拠になっている。
出雲発の伝承は想像以上に大きな力で、
アジアを教化したのである。
「写真」『日本人のルーツ』58頁
『繰り返し起った「大国主国譲り」の実態』
しかしより精密にイザナギ、スサノオ親子を、
リストにして実在者たちと比定してみると、
親子が逆転することが明瞭に浮かび上がる。
伊声耆(イサナギ)を卑弥呼(アマテラス)の父とすると、
とても中国までは行けないし、
②のように名乗りが親子に分裂してみえる。
また誉津別はスサノオと同じく泣きイサチって
垂仁天皇を困らせる。
同じ名をもつ応神天皇は、女王制でなく男王制を開く。
これは大虵を退治たスサノオに一致する。
「名乗りの世襲」は動かない。
また「大国主国譲り」は単一の事件ではなく、
繰り返し起ったことを証言しているのである。
イサナギ 天照大神 スサノオ
① 伊声耆 卑弥呼 伊支馬
② 伊佐智 倭迹迹日百襲姫 伊久米
垂仁天皇の名乗りは親子が重なっている。
③ 印色入日子 倭迹迹日百襲姫 稚武彦
④ 伊佐智 壹與(養女) 誉津別(実子)
この④は、天照大神とスサノオが、
別の母から生まれたことを、明確に示している。
誉津別の母は狭穂姫で火中で死んだ。
火神に殺されたイザナミである。
その後で目鼻から生まれた3貴子は、
この壹與たちを意味する比喩である。
決して幼稚なお伽話ではない。
『真の『神道』は高度の政治哲学。『記・紀』は憲法』
これでわかるように、在来の学者が神話だとしてきたものは、
ギリシャ以来の神託であり、予言であり、
それが的中した「実例集」でもあった。
『神道』は、国がよりよく発展するための道として、
何が正しいか、
どうするべきかを示す「政治哲学」でもあったのである。
神託を最上の指針として用いたのはギリシャで、
それをローマ帝国が継承した。
アポロン神殿のピューティヤは大蛇と共にいた。
その大蛇をアポロンが退治て国を譲り受けた。
その神託がそのまま出雲の神託として、
我が国の政治の規範になった。
それは『記・紀』が共に受け継いだシステムで、
『記・紀』は憲法であり、
その法令集だったのである。
しかし総理が参拝すると、
大戦の被害国民が過去の日本軍閥の罪過を想い出し、
轟々たる非難が巻き起こって、
そのたびに日本人の格が下がるという、
今の神道の在り方は、
真実の『神道』とは余りにも、
かけ離れ過ぎている。
無知の塊りとしか言いようがない。
「神ながらの道」などと唱えながら、
その真意を調べもせずに来た商業化した神道には、
到底、未来はない。
それは私たちの祖先を辱かしめ、
日本人を人類の敵にするだけである。
心ある神官も信者もともに、
是非「言語復原史学」に入会して、
神が書かせたこの講座で真実の歴史を学び、
人々を正しく導ける真の救世主になって欲しい。
それがこの講座の切なる願いなのである。
『大学院講義録16』
1 新年に飾る[門松]の意義とルーツは?
《新年に飾る[門松]の意義とルーツは?》
「新年に飾る[門松]の意義とルーツは?」
2 ポセイドンだけが完全証明できる「馬の国」名詞群
《ポセイドンだけが完全証明できる「馬の国」名詞群》
「ポセイドンだけが完全証明できる「馬の国」名詞群」
3 『魏書倭人章』解続と国史解明への新しい手掛かり
《『魏書倭人章』解続と国史解明への新しい手掛かり》
「『魏書倭人章』解続と国史解明への新しい手掛かり」
4 極東に開花した壮大なギリシャ文明の落とし子
《極東に開花した壮大なギリシャ文明の落とし子》
「極東に開花した壮大なギリシャ文明の落とし子」
5 海人族を大発展させた「松」という文化財の実在
《海人族を大発展させた「松」という文化財の実在》
「海人族を大発展させた「松」という文化財の実在」
6 「亀」という代名詞にもこれだけの史実がある
《「亀」という代名詞にもこれだけの史実がある》
「「亀」という代名詞にもこれだけの史実がある」
7 門松の語源はギリシャ神話のカドモス
《門松の語源はギリシャ神話のカドモス》
「門松の語源はギリシャ神話のカドモス」
8 カドモスの一族名は鹿児島に濃厚に残る
《カドモスの一族名は鹿児島に濃厚に残る》
「カドモスの一族名は鹿児島に濃厚に残る」
9 「上井の命」とも書けるアゲノール
《「上井の命」とも書けるアゲノール》
「「上井の命」とも書けるアゲノール」
10 カドモスの国・フェニキヤは「船木国」
《カドモスの国・フェニキヤは「船木国」》
「カドモスの国・フェニキヤは「船木国」」
11 虚構の「民族史観」一掃が急務
《虚構の「民族史観」一掃が急務》
「虚構の「民族史観」一掃が急務」
12 竜を退治てテバイ王になったカドモス
《竜を退治てテバイ王になったカドモス》
「竜を退治てテバイ王になったカドモス」
13 日本語でも意味の通じるカドモスの妻子の名
《日本語でも意味の通じるカドモスの妻子の名》
「日本語でも意味の通じるカドモスの妻子の名」
14 ギリシャ語の発音が生んだ新しい日本語
《ギリシャ語の発音が生んだ新しい日本語》
「ギリシャ語の発音が生んだ新しい日本語」
15 イノ国は1世紀に福岡に実在していた
《イノ国は1世紀に福岡に実在していた》
「イノ国は1世紀に福岡に実在していた」
16 ギリシャ風俗そのまま『魏書倭人章』の記事
《ギリシャ風俗そのまま『魏書倭人章』の記事》
「ギリシャ風俗そのまま『魏書倭人章』の記事」
17 スケッチされていたその風俗
《スケッチされていたその風俗》
「スケッチされていたその風俗」
18 7世紀に活躍した大船団の記録
《7世紀に活躍した大船団の記録》
「7世紀に活躍した大船団の記録」
19 なぜ?3人のヒラッ(比羅夫(ヒラフ)・開(ヒラッ)く)は同一人か?
《なぜ?3人のヒラッ(比羅夫(ヒラフ)・開(ヒラッ)く)は同一人か?》
「なぜ?3人のヒラッ(比羅夫(ヒラフ)・開(ヒラッ)く)は同一人か?」
20 比羅夫が打った蝦夷は天智天皇が討った蘇我蝦夷(えみし)
《比羅夫が打った蝦夷は天智天皇が討った蘇我蝦夷(えみし)》
「比羅夫が打った蝦夷は天智天皇が討った蘇我蝦夷(えみし)」
21 天智天皇は半島新羅人だったのか?
《天智天皇は半島新羅人だったのか?》
「天智天皇は半島新羅人だったのか?」
22 ギリシャ系海人族はどうなったか?
《ギリシャ系海人族はどうなったか?》
「ギリシャ系海人族はどうなったか?」
23 現代まで続く、堺市の「生きたギリシャ系海軍史」
《現代まで続く、堺市の「生きたギリシャ系海軍史」》
「現代まで続く、堺市の「生きたギリシャ系海軍史」」
24 「山」「本」の真意と、進化の極の新たな疑問!
《「山」「本」の真意と、進化の極の新たな疑問!》
「「山」「本」の真意と、進化の極の新たな疑問!」
25 『記・紀』双方とも欠陥をもつ当て字
《『記・紀』双方とも欠陥をもつ当て字》
「『記・紀』双方とも欠陥をもつ当て字」
26 驚くほど完全な!神功皇后の名乗り!
《驚くほど完全な!神功皇后の名乗り!》
「驚くほど完全な!神功皇后の名乗り!」
27 イノ国は1世紀に福岡に実在していた
《イノ国は1世紀に福岡に実在していた》
「イノ国は1世紀に福岡に実在していた」
28 眼に見るような「倭国大乱」と「卑弥呼共立」
《眼に見るような「倭国大乱」と「卑弥呼共立」》
「眼に見るような「倭国大乱」と「卑弥呼共立」」
29 この大量の一致は、偶然か?コジ付けだろうか?
《この大量の一致は、偶然か?コジ付けだろうか?》
「この大量の一致は、偶然か?コジ付けだろうか?」
《古代オリエント》
「古代オリエント」
《古代メソポタミア》
「古代メソポタミア」
《シュメール・シュメル》
「シュメール・シュメル」
《ウバイド》
「ウバイド」
《倭人(ウワイト)》
「倭人(ウワイト)」
《魏書倭人章》
「魏書倭人章」
《日本書紀・古事記》
「日本書紀・古事記」
《三国史記・三国遺事》
「三国史記・三国遺事」
『参考』
『言語復原史学会:Web』
『言語復原史学会:画像』
『My ブログ』
古代メソポタミア
歴史徒然
ウワイト(倭人):大学講義録
ウワイト(倭人)大学院講義録
オリエント歴史回廊(遷都)
古代史つれづれ
古代史の画像
ネット歴史塾
古代史ブログ講座
ネット歴史塾
ひねもす徒然なるままに
「終日歴史徒然雑記」
「古代史キーワード検索」
『特定非営利活動法人森を守る紙の会: NGO-SFP』事務局長:金原政敏
『言語復原史学会:画像』
『検索』
GoogleWeb検索
Google画像検索
YahooWeb検索
Yahoo画像検索
翻訳と辞書
リンクフリー〔UTF-8 対応版〕
《参考》
古代時代の考古学の最新発見・発表・研究成果
最新の考古学的発掘の方法
存在価値が問われる我が国の発掘考古学の現状
装飾古墳
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿