2012年12月4日火曜日
今も実在する『帝の(ミカドの)柱』インギーラ
『Yahoo!天気・災害』
※出典:加治木義博:言語復原史学会
大学院講義録 05 12頁
「図」今も実在する『帝の(ミカドの)柱』インギーラ
《今も実在する『帝の(ミカドの)柱』インギーラ》
「今も実在する『帝の(ミカドの)柱』インギーラ」
しかし幾ら発音がうまく合っても、
意味が通じなければ、なんにもならない。
一体?このパリー語の意味はどんなものなのだろう?。
これには『帝柱』という訳がついている
日本語でいえば「ミカドの柱=天皇の柱」であり、
その意味は「国の御柱」といったところだ。
こうみてくると『記・紀』の『国生み』の最重要モチーフは、
男女2神が「国の御(み)柱」を回ることにある。
どこからみても「磤馭盧(インギーラ)」とは、
この『帝柱』だったのであり、
それが理解できない人々が、
ただその発音に当て字しただけのものだったのである。
それをムリヤリ『古事記』の筆者が「オノゴロ」とコジつけ、
それだけでは不足なので「島」を追加した。
そのためそれが一見、
真実らしく見えたために真相が現在まで闇に葬られてきたのだ。
だがそれなら、どこかにその『帝柱』がなければならない。
わざわざ原語で記録されたのだから、
当時は隠れもない現実の事件として、
天皇と皇后がその帝柱めぐりに相当する行為を行ない、
それが国を生むという歴史的大事件の象徴として、
重大な意味をもっていたのである。
少なくとも伝承誕生当時には、
それがどこかに実在していなくてはならない。
そしてそれは今も実在している。
古来、オノゴロ島てはないかといわれそきた沼島(ヌシマ)に、
それは今も天に向かって聳えている。
立神岩と呼ばれているのがそれなのである。
「写真」上神立岩
『パリー語から派生した当て字「磤馭盧(インギーラ)」』
これでおわかりの通り、
この履中天皇の本土上陸が、
後の大和朝廷誕生の第一歩だったのである。
だから大阪湾での国生みが語られ、
淡路島が我が国最初の州と書かれ、
そこで伊弊諾尊・伊弉冉尊が国々と神々を生んだというのに
少しもウソはない。
それだけでなく、
彼等がどこから来たどんな信仰の持主だったかまでわかる。
それは淡路島の別名だとされてきた磤馭盧島の真相が、
従来の説はとんでもない誤解だったとわかったからである。
従来は、
この磤馭盧島を「オノゴロジマ」と読んで、
島の名だと信じてきた。
それは海の塩水が乾燥して固まるように、
島が自然に固まってできたという意味だと信じ、
『古事記』の当て字『己碁呂島』が
正しいと信じて疑わなかったからだ。
しかし古代人ならそんなお伽話を真に受けるが、
いま伊弊諾尊の実体が履中天皇だとわかると、
潮が自然に凝り固まって島ができたと信じて済ますことはできない。
では磤馭盧とは何のことなのであろうか?。
いま明石大橋で地続きになった対岸は播磨(ハリマ)、
巴利国の後身だ。
パーリ語にinda khila インダキラという言葉がある。
これと磤馭盧を比べてみると、磤はイン。
盧は末廬=松浦(マツラ)だからラ。
前後は完全に一致している。
馭(ギョ)はキをチと発音する沖縄語が、
dakiをヂュと訛ったものを、
『日本書紀』編者がヂュは本州語のギョだと解釈して
当てた当て字なのである。
『いま初めて解った『国生み』の真意』
もとは上下2つの立神岩があったが、
下立神岩は崩落して今はない。
上立神岩だけが沼島中央部の東海岸の海中に、
今も古代の姿をとどめて、大阪湾を背に立っている。
その真東の対岸は和歌山県日南市「日方(ひがた)」である。
この地名の対照からみて上立神岩は、
伊勢の二見(ふたみ)が浦の夫婦(めおと)岩と同じ性格の、
太陽を崇拝するシンボルだったことがわかる。
すると上下ー対(つい)の立神岩も本来は夫婦(めおと)岩だったのであり、
それが伊弉諾(イザナキ)・伊弉冉(イザナミ)の2神を表現する象徴であり、
だからこそ夫婦の道を説き、
女性上位では国土獲得は難しく国家の経営と永続は
期待できないという統治哲学などを教えつつ、
国土や3貴子を生む物語りの母胎になったことが、
容易に推理できる。
そればかりでなく、これまで不明だった、
二見(ふたみ)が浦の夫婦岩の真意も、
皇大神宮の本来の信仰の性格もわかり、淡路島から伊勢までの天皇家の血統に至るまで、
その真相と繋がりがみえてくる。
また仁徳天皇陵から伊勢に至る遺跡の直列とも
淡路島が深く関わっていることも見えてくる。
「写真」上神立岩
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《魏書倭人章》
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《日本書紀・古事記》
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《三国史記・三国遺事》
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『参考』
『言語復原史学会:Web』
『言語復原史学会:画像』
『My ブログ』
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歴史徒然
ウワイト(倭人):大学講義録
ウワイト(倭人)大学院講義録
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