2012年10月20日土曜日

すべて合理的なコース



 『特定非営利活動法人森を守る紙の会: NGO-SFP』事務局長:金原政敏 
 『Yahoo!天気・災害』 

 ※出典:加治木義博言語復原史学会

 『魏書倭人章』詳解2 邪馬臺国の風雲 79頁



 「図」すべて合理的なコース
 《すべて合理的なコース
 「すべて合理的なコース

 帯方郡から船で来たのに末盧国でその船を降りて上陸し、

 五百里も歩いて、そしてまた船に乗る。

 その一見奇妙な行動の目的が

 内海の有明海へ出ることだったことは、

 もう分っているが幾ら3世紀人でも、

 それには彼等なりに何か合理的な理由があったはすである。

 何故そんな面倒なことをしてまで、内海コースを選んだのか?

 その理由をここで考えておく必要がある。

 その理由は簡単にわかる。

 赤道から北東に流れる海流は、

 九州にぶつかって黒潮対馬海流に分かれる。

 古代の人々の航海技術からみれば九州は、

 いわば北上する激流に包まれている。

 また外洋は台風などの被害も恐ろしい。

 それに比べると有明海の内海コースは、

 海流に逆らって進む苦痛もなく、

 暴風もすぐ近くの入江に非難できる。

 北行は海流に乗った方が楽だが、

 南行はこの内海航路に限ることは、

 誰にでもすぐ分ることである。

 重い荷物を担いで歩く陸行の苦痛も、

 外洋を南下する困難と危険に比べれば、

 はるかにましだと、

 松浦川~牛津コースを選んだのは、

 ごく自然な選択で別に奇妙でも何でもない。

 それにこのコースは狭い松浦回廊を横切るだけの、

 九州北岸から有明海へ出る最短コースで、

 しかも松浦川という実に有難い天然の道が通じている。

 壱岐から海流に逆らってまで松浦川目ざして進んだのである。

 その目標は最初から牛津であり、

 牛津はさらに南にある邪馬壹国へ向かって船出するための港。

 このコ-スこそ隼人の邪馬壹国へ行く、

 最も安全で最も近い、

 ただ一つのコースだったのである。

 かって騒がれた「畿内説」が正しいと仮定すれば、

 朝鮮半島の西岸から海流を利用して日本海を斜めに進めば、

 何の苦労もなくより速く近畿に着ける。

 朝鮮半島の西岸から出発して、

 大変な危険をおかし苦労を重ねて、

 末盧国へ大回りする必要がどこにある。

 「宇佐説」もまた同じことである。

 宇佐へはさらに速く楽に、

 壱岐から直行できるからである。

 第三章

 12 『魏書倭人章』&『記・紀』成果と本書の課題
 《『魏書倭人章』&『記・紀』成果と本書の課題
 「『魏書倭人章』&『記・紀』成果と本書の課題

 13 邪馬台国の所在地
 《邪馬台国の所在地
 「邪馬台国の所在地

 14 『魏書倭人章』不信説
 《『魏書倭人章』不信説
 「『魏書倭人章』不信説

 15 間違いの元凶は新井白石の『古史通惑問』
 《間違いの元凶は新井白石の『古史通惑問』
 「間違いの元凶は新井白石の『古史通惑問』

 16 『魏書倭人章』の間違い解読による不合理だらけの旧説
 《『魏書倭人章』の間違い解読による不合理だらけの旧説
 「『魏書倭人章』の間違い解読による不合理だらけの旧説

 17 『邪馬臺国』の無意味な所在地論争
 《『邪馬臺国』の無意味な所在地論争
 「『邪馬臺国』の無意味な所在地論争


 18 『魏書倭人章』の重要な倭人里の換算
 《『魏書倭人章』の重要な倭人里の換算
 「『魏書倭人章』の重要な倭人里の換算


 19 『魏書倭人章』記載中の定点設定の重要性
 《『魏書倭人章』記載中の定点設定の重要性
 「『魏書倭人章』記載中の定点設定の重要性

 20 倭人里一里は約55m
 《倭人里一里は約55m
 「倭人里一里は約55m

 21 古墳時代の倭人里遺跡
 《古墳時代の倭人里遺跡
 「古墳時代の倭人里遺跡

 22 伊都国は佐賀県の牛津
 《伊都国は佐賀県の牛津
 「伊都国は佐賀県の牛津


  《古代オリエント
 「古代オリエント

 《古代メソポタミア
 「古代メソポタミア

 《シュメール・シュメル
 「シュメール・シュメル

 《ウバイド
 「ウバイド

 《倭人(ウワイト)
 「倭人(ウワイト)

 《魏書倭人章
 「魏書倭人章

 《日本書紀・古事記
 「日本書紀・古事記

 《三国史記・三国遺事
 「三国史記・三国遺事

 『参考』
 『言語復原史学会:Web』
 『言語復原史学会:画像』 

 『My ブログ』
 古代メソポタミア
 歴史徒然
 ウワイト(倭人):大学講義録
 ウワイト(倭人)大学院講義録 
 オリエント歴史回廊(遷都)
 古代史つれづれ 
 古代史の画像
 ネット歴史塾
 古代史ブログ講座
 ネット歴史塾
 ひねもす徒然なるままに    
 「終日歴史徒然雑記」
 「古代史キーワード検索」         
 『言語復原史学会:画像』

 『検索』
 GoogleWeb検索
 Google画像検索
 YahooWeb検索
 Yahoo画像検索
 翻訳と辞書
 リンクフリー〔UTF-8 対応版〕

 《参考》
 古代時代の考古学の最新発見・発表・研究成果
 最新の考古学的発掘の方法
 存在価値が問われる我が国の発掘考古学の現状

0 件のコメント:

コメントを投稿