2012年10月22日月曜日

女王国と邪馬壹国



 『特定非営利活動法人森を守る紙の会: NGO-SFP』事務局長:金原政敏
 『Yahoo!天気・災害』 

 ※出典:加治木義博言語復原史学会

 『魏書倭人章』詳解2 邪馬臺国の風雲 83頁



 「図」女王国と邪馬壹国
 《女王国と邪馬壹国
 「女王国と邪馬壹国

 卑弥呼が君臨していたのが邪馬臺国一ヵ国だけなら、

 邪馬臺国と女王国は等しいが、

 伊都国の説明のところに「女王に属す。」

 という記事があることと、

 21力国の旁国の名を挙げた後、

 「此女王境界所尽(ここが女王国の境界だ)」とあるのをみると、

 明らかに邪馬臺国以外の国が女王の支配下にあり、

 邪馬臺国は一ヵ国だが、

 女王国は複数の国を総称した呼名であることが分る。

 また「邪馬壹国は女王の都するところ」という説明をみると、

 邪馬壹国というのは首都で一種の都市国家であり、

 複数の国からなる女王国全体ではない。

 「女王国から北の国は戸数や道程を略記できるが、

  その他の旁国はそれができない」というのも、

 女王国の境界から北と南に別々の国々があることを証明している。

 決して一都市国家の邪馬壹国の中に、

 21ヵ国もの旁国があるのではない。

 その「女王国から北」と対照的に、

 「女王国の境界の尽きる所」の国には

 「女王に属さない狗奴国」がある。

 旁国21ヵ国は女王国の北にも南にもなく、

 女王国と同じ所、すなわち女王国の中にあるのである。

 女王国は今の府県サイズのもの、

 もちろんその中に都の邪馬壹国も含まれていた。

 八代はその広い女王国の入口に当たるので、

 郡使は女王国全体を単位にして、

 そこまでの距離を「郡から万二千里」と書いた。
 
 まだ邪馬壹国へ着いたわけではない。
 
 『魏書倭人章』は
 
 この点を厳密に「女王国」「邪馬壹国」と書分けているのであって、

 首都の邪馬壹国へはまだ「陸行一月」の距離がある。

 それなのに榎説は

 「水行十日でも陸行一月でも邪馬台国へ着ける。」

 という間違った結論になっている。

 それはこの二つの国名を頭から同じもの思い込んで

 「女王国まで万二千里」とはっきり書いてあるものを、

 「邪馬台国まで万二千里」と勝手に変えてしまっているためである。

 第四章

 35 鹿児島にあった垂仁朝
 《鹿児島にあった垂仁朝
 「鹿児島にあった垂仁朝

 36 八幡宮はなぜ九州起源か?  
 《八幡宮はなぜ九州起源か?
 「八幡宮はなぜ九州起源か?

 37 神武は応神の二重写し  
 《神武は応神の二重写し
 「神武は応神の二重写し

 38 「神武東征」の真相発見法 
 《「神武東征」の真相発見法
 「「神武東征」の真相発見法

 39 『記・紀』の原文と訳文 
 《『記・紀』の原文と訳文
 「『記・紀』の原文と訳文

 40 『記・紀』の手がかりの扱い方 
 《『記・紀』の手がかりの扱い方
 「『記・紀』の手がかりの扱い方

 41 『記・紀』の変化した発音の復元  
 《『記・紀』の変化した発音の復元 
 「『記・紀』の変化した発音の復元 

 42 武埴安彦=槁根津日子 
 《武埴安彦=槁根津日子
 「武埴安彦=槁根津日子

 43 椎根津彦の攻めた国  
 《椎根津彦の攻めた国
 「椎根津彦の攻めた国

 44 『記・紀』の創作と史料の混在
 《『記・紀』の創作と史料の混在
 「『記・紀』の創作と史料の混在

 45 『記・紀』の同じ事件の二つの記録  
 《『記・紀』の同じ事件の二つの記録
 「『記・紀』の同じ事件の二つの記録

 46 神武紀が崇神紀の謎を解く  
 《神武紀が崇神紀の謎を解く 
 「神武紀が崇神紀の謎を解く 

 47 『記・紀』の古代日本に天才的作家?
 《『記・紀』の古代日本に天才的作家?
 「『記・紀』の古代日本に天才的作家?

 48 『記・紀』の二人の「ハツクニシラス」  
 《『記・紀』の二人の「ハツクニシラス」
 「『記・紀』の二人の「ハツクニシラス」

 49 真相は神武と崇神の内戦 
 《真相は神武と崇神の内戦
 「真相は神武と崇神の内戦

 50 『記・紀』の偶然の一致か?創作か?
 《『記・紀』の偶然の一致か?創作か?
 「『記・紀』の偶然の一致か?創作か?


 《古代オリエント
 「古代オリエント

 《古代メソポタミア
 「古代メソポタミア

 《シュメール・シュメル
 「シュメール・シュメル

 《ウバイド
 「ウバイド

 《倭人(ウワイト)
 「倭人(ウワイト)

 《魏書倭人章
 「魏書倭人章

 《日本書紀・古事記
 「日本書紀・古事記

 《三国史記・三国遺事
 「三国史記・三国遺事

 『参考』
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