2010年6月2日水曜日

王者の利器『鏡』(3)


 出典:加治木義博:言語復原史学会
    邪馬臺国の言葉
    コスモ出版社
    154頁

 
 「写真:鳳凰鏡」

 「写真:内行花文日光鏡」

 鳳凰鏡は<キリュウ>鏡と呼ばれたものであるが、

 図は竜ではなく、また<キ>の古字も不便である。

 その鈕を大きな針状葉が囲み四方を指示している。

 内行花文鏡も意味不明瞭な内行花文という名は

 不当であって円弧が形成する真の目的は

 八方を指示する針にある。

 後者は伝日向出土。(筆者所蔵)

 「写真:江戸時代の方位盤」

 これと鏡の一致点。

 ① 十二支。

 ② 巽艮乾坤と方格の角。

 ③ 東西の文字と四神。

 ④ 放射線(鋸歯)。

 ⑤ 八千と鏡の小乳。

 これは鏡と磁針を組合せたもので

 紀元前の中国に実在したものと全く同じである。

 (筆者所蔵)

 『参考』

小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書


0 件のコメント:

コメントを投稿