出典:加治木義博:言語復原史学会
『魏志倭人章』詳解1
垂仁天皇の邪馬
壹国
63~65頁
『魏書倭人章』の主な官名・人名を<万葉ガナ>読みすると、
大体つぎのようになる。
(<万葉ガナ>にない文字は、他の同系の文字によって発音を推定し、
また先にみた升が<ス>、<ツ>という半音だけでなく、
<ジョウ>という複音としても使われていることや、
中国音の使用も考えにいれて、
『記・紀』の官名・人名と比較しやすくしてある。)
卑弥呼(ピメヲ・ピメゴ)
伊支馬(イキマ)
弥馬升(ミマス・ミマツ・ミマジョウ)
弥馬獲支(ミマカキ・メマクワシ)
奴佳鞮(ヌハダイ・ヌカティ)
都市牛利(トチギウリ・ツチゴリ)
伊声耆(イサキ・イセヌキ)
掖邪狗(ヤザク)
壹與(イチヨ・イヨ)
狗右制卑狗(クウチアィピク)
爾支(ジキ)
難升米(ナンジョウメ・ナヌシェンベ)
弥弥(メメ・ミミ・ビビ) 卑狗(ピク)
弥弥那利(メメナリ・ミミナリ・ビビナリ)
卑奴母離(ピノモリ・ピヌモリ・ピドモリ)
(この読みと合う『記・紀』の中の名前を、次ぎに挙げてみる。)
イキマ(活目)
ミマツ(観松・御真津)
ミマジョウ(御間城)
ミマカキ(御間城)
メマクワシ(眼々妙・目目微)
ヌハダイ(沼羽田入)
トチギウリ(豊城入)
トチニウリ(十市瓊入)
イサキ(五十狭芹彦)
ヤザク(八尺入)
ピク(彦・日子)
ビビ(大日日)
ミミ(耳)
メメ(目目)
ヒヌモリ(夷守)
(母音の発音差は方言差=次の章で詳しく説明する。)
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
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