2010年1月5日火曜日

埴輪はどこから来たのか

 出典:加治木義博
    日本人のルーツ
    保育社:カラーブックス

    <日本人のルーツ>-その探求の一方法-

           加治木義博著






 参考:

 言語復原史学会・加治木義博

 古墳に副葬されている埴輪は、日本だけのものと考えがちだが、それは古代中国や古代エジプトにもみられる習慣で、その源流をたずねると、作り物の偶像を霊あるものと信じる信仰は、石器時代の石偶や、洞窟や岩盤などの絵画にまでさかのぼる。

 同じ性質のものはキリスト教徒の墓からも出土し、また病気を治すための「人形(ひとがた)」として、厄払いに棄てる習俗は日本のヒナ流しや、東南アジア各地にのこるさまざまな行事となって、今も残っている。

 南アメリカでは土偶、石偶のほかに、黄金偶なども出土する。

 日本の埴輪は中国のものに一番性格が似ている。

 <写真>

 1 黄金偶(ボリビア・7世紀・レプリカ)

 2 黒色土偶(台湾パイワン族・近世)

 3 慈母偶(タイ・宋胡禄)

 4 聖者像(スペイン・キリスト教徒墓副葬品)

 5 土偶(エジプト・貴族墓副葬品)

 6 土偶(エジプト・貴族墓副葬品)
 
 7 木偶(エジプト・18王朝・レプリカ)

 8 婦人俑(中国・三国時代)

 9 馬俑(中国・後漢時代)

 10 王夫妻木偶(インドネシア・16世紀)

 11 婦人俑(中国・南朝時代)

 『参考』

 『歴史の画像』

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 小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書 『メソポタミア世界』  
 シュメル-人類最古の文明

 歴史徒然
 
 ウワイト(倭人)ウバイド
 
 歴史回廊(遷都)

 古代史の画像 

 歴史研究家「小嶋 秋彦」
 歴史学講座『創世』うらわ塾 

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