出典:加治木義博
日本人のルーツ
保育社:カラーブックス
<日本人のルーツ>-その探求の一方法-
弥生文化が水稲といっしょにやって来たことは、だれでも知っている。
いまタイ国からビルマへかけての山地民族を調査してみると、そこでは細長いタイ米(上・インディカ種)ではなく、日本米(下・丸いヤポニカ種)よりさらに見事な、丸々とした大粒の米(中)が作られている。
日本の初期水稲遺跡は自然の湿地帯を求めて開かれている。
マレー語で水田をサワというが、まさに沢(さわ)こそ初期の水田だったのである。
タイの山地民族はこの沢を利用して水田を作る。
密林は火をかけて焼き払う。
日本も当時は森林に覆われていたから、石斧で開くことは不可能だ。
やはり焼くことから始まったと考えるほかない。
<写真>
1 インディカ
2 タイ山地米
3 ヤポニカ(江州米)
『参考』
『歴史の画像』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書 『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
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歴史研究家「小嶋 秋彦」
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