2010年2月4日木曜日

縄文スタイルの遺産はあるか


      出典:加治木義博
日本人のルーツ
保育社:カラーブックス

<日本人のルーツ>-その探求の一方法-
またネパールでは今でも右のような風俗が見られる。

それは岐阜の長良川の鵜匠(うしょう)が守る、伝統的スタイルそっくりである。

その頭巾も平安朝ごろの一般風俗であり、ももひきも明治までは普通の仕事着だった。

こうしたものは43ページの三角頭土偶や右の婦人土偶などにみる防寒衣服の系統をひくものであり、水稲の普及に伴って材料にワラが加わったが、ワラ帽子やワラ靴の形そのものは、縄文風俗をそのまま伝えているし、猟師や寒地の人々の毛皮の上衣や皮袴も、絵や演劇などでなじみ深い服装である。

また雪盲を防ぐ遮光(しゃこう)眼鏡は戦前までわが国でも使われていた。

こうしたものはすべて縄文人の遺産ということになる。

<写真>

●ネパール風俗人形(カトマンズ・現代)

●遮光眼鏡婦人土偶(東北・縄文晩期)

●木製遮光雪眼鏡(カナダ・エスキモー・現代)

●ワラ帽子(東北地方・現代)

●毛皮袖無し(岐阜県・現代)

●ワラ靴(京都府・現代)

●皮袴(かわばかま)(岐阜県・江戸時代)

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