出典:加治木義博
日本人のルーツ
保育社:カラーブックス
<日本人のルーツ>-その探求の一方法-
観音像は手の次に冠も大きくなり、それが多くの頭として造形されて行く。
これはもとの蛇体時代は頭の数が多かったという記憶が、再び芽生えたものである。
ネパールの11面観音像は11面が極端に大きく、日本で見なれたものとはだいぶ違う。
日本に多い像との中間型は右の北魏仏で、11面はかなり、そびえ立ちはじめている。
しかし、いずれも、周囲に突き出た腕とともに、初めの7つの突起のあとをとどめている。
<写真>
●アワローキテシュワラ(ネパール・カトマンズ)
●11面観世音菩薩(北魏仏)
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書 『メソポタミア世界』
歴史研究家「小嶋 秋彦」
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