出典:加治木義博
日本人のルーツ
保育社:カラーブックス
<日本人のルーツ>-その探求の一方法-
甲子園球場に近い香枦(こうろ)園に辰馬資料館があり、そこにこの土器がある。
正面に穴があり、そのまわりに茶びんの口のようなもののあった跡があるので「人面注口土器」と呼ばれる。
48ページの<C>と同じ貝塚から出土したがこの二個の土器が、それを作った縄文人がどんな人々だったかを、はっきり証明することになったのである。
それはこの土器の多くの特徴と同じものをもつ、古代中国青銅器があるからだ。
<写真>
●人面注口土器(茨城県福田貝塚出土)
『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書 『メソポタミア世界』
歴史研究家「小嶋 秋彦」
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