2010年2月13日土曜日

山鉾の来た道はどこから


 出典:加治木義博
    日本人のルーツ
    保育社:カラーブックス

    <日本人のルーツ>-その探求の一方法-

 京都祇園祭の山鉾や日本各地の山車(だし)が、ヒンドゥ教(印度教)の祭りと同じものであって、とくにインド・オリッサ州プーリーのジャガンノート祭りが、山鉾巡行に最も近いことは、筆者が毎日新聞(52.7.19号)に書いて以来、広く知られるようになったが、このことが重要な意味をもつのは、山鉾や山車は神社の祭りであって、仏教のものではなく、仏教が伝来する前の日本人がもっていた信仰である神道とは、何であったかを立証する点である。

 こう見てくると山鉾、山車、山笠の山はシバ神の別名のヤマを意味することが明らかになる。

 祇園社はスサノオノミコトすなわち牛頭天王=シバ神=ヤマ神を祭る。

 この山の神をヤマン神と発音したものへの当て字が「八幡神」だということもわかる。

<写真>

 ●京都祇園祭の山鉾巡行

『参考』

小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書 『メソポタミア世界』  
歴史研究家「小嶋 秋彦」

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