2010年2月20日土曜日

光背はなぜ生まれたか


出典:加治木義博
日本人のルーツ
保育社:カラーブックス

<日本人のルーツ>-その探求の一方法-

 八俣の大蛇の原型であった多頭の竜は次第に独立した光背になって行く。

 その過渡型にナタラージャと呼ばれるシバ神像がある。

 大蛇は髪の毛のように広がり、もう一つ複合して、日輪をとり巻く火焔にもなっている。

 それは光背が、もと何であったかをはっきりと表現している。

<写真>
 
 ●八俣大蛇型の光背(タイ)

 ●ナタラージャ(踊るシバ・インド)

 ●仏像と分離している光背(チベット)

『参考』

小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書

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