2010年2月9日火曜日

牛頭天王とはどんな神か(神話の背景)

 出典:加治木義博

    日本人のルーツ

    保育社:カラーブックス
    
<日本人のルーツ>-その探求の一方法-

  牛の頭をもった姿で表現される神。

 牛はインドで非常に役立ち、

 人間は牛によって大きな幸福を与えられているという気持ちがもとになって、

 尊敬から信仰が生まれ、シバ神の乗物とされたが、

 やがてシバ神そのものの変身と見られるようになり、

 シバ神が牛の頭をもった姿として表現された。

 日本では古来、スサノオノミコトが牛頭天王だとされ、

 韓国にも牛頭山(ソシモリ)の旧跡が遣っていたし、

 各地に牛頭の地名が現存する。

 これはシバ信仰がミコトたちの宗教であったことを反映したもので、

 祭る者が死後、祭られる者になる仏教と同じく、インド型の宗教の特徴を示している。

 シバ神は天地の主(あるじ)とされ、また嵐の神ともされる。

 スサノオもまた嵐神である。

 日本神話に多くのインド要素があり、神々に共通点が多いことは

  本人のルーツ探しの重要な手がかりになるのである。

『参考』

『歴史の画像』

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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書 『メソポタミア世界』 
シュメル-人類最古の文明


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古代史の画像 

歴史研究家「小嶋 秋彦」
歴史学講座『創世』うらわ塾 

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