2010年2月1日月曜日

銅鐸は日本人が発明したのか


 出典:加治木義博
    日本人のルーツ
    保育社:カラーブックス

    <日本人のルーツ>-その探求の一方法-



 『魏書倭人章』には全く書かれていないのに、当時まちがいなく近畿中心に、栄えていた重要な文化財に銅鐸がある。

 当時として非常に進んだ造型と鋳造技術、また突然の出現などからみて、それは日本だけの発明品でなく、どこかに先行文化があったとみるほかない。

 それがどこから来たかを物語るものは、その形や文様である。

 弥生文化のルーツにそって、共通の形をもったものを集めてみると、銅鐸自身の意義と同時に、それを作った人々の正体も明らかになる。

<写真>

 1 謎の銅鐸型祭器(伝鹿児島県出土)

 2 カンタロス型祭器(べトナム)

 3 絵画銅鐸(神戸桜が丘4号鐸レプリカ)

 4 甬鐘(中国春秋時代)

 5 バンチェン土器(タイ国4000年前)

 6 銅腕輪(タイ国バンチェン4000年前)

 7 銀ベルト(タイ山地民族19世紀)

 8 大香炉(韓国高麗時代)

 『参考』



 小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書 『メソポタミア世界』  

 
 


 歴史研究家「小嶋 秋彦」

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