2010年2月24日水曜日

巨大人形は日印共通か

 出典:加治木義博
    日本人のルーツ
    保育社:カラーブックス

    <日本人のルーツ>-その探求の一方法-

 
 鹿児島県大隅町に大人(おおびと)弥五郎どん祭りというのがある。

 弥五郎とは熊襲、または武内宿祢だという。

 同じように巨大な人形の祭りはインドにもある。

 インドではラージャ(王)討ちといい、日本では「ダンジー討った!」とかけ声をかける。

 鹿児島方言では<ラ>は<ダ>に変化するから、ラージャはダージャになる。

 これには大者とか大蛇とか当て字されてもおかしくない。

 八俣大蛇退治の伝説もこのラージャ討ちと重なっていることは充分考えられる。

 大者は大人と変わりダンジーになるのは、ステーションをステンショというのと同じである。

<写真>

 ●弥五郎どん祭り(鹿児島県大隅町)

 ●ドウセラの祭り(インド)

『参考』
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書

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