2012年11月23日金曜日

出発点サカと到着点サタ



 『Yahoo!天気・災害』 

 ※出典:加治木義博言語復原史学会

 大学講義録 28 9頁



 「図」
 《出発点サカと到着点サタ
 「出発点サカと到着点サタ

 「語源は」

 塞(サカ)の神=猿田彦=岐(フナト)の神

 塞(サヘ)の神=佐太 船渡(フナト)・船人(フナト)

 塞(サイ)の神=佐太 船渡(フナワタ)・船人(フナト)

 サカ     サタ  ワタツミ

 釋迦族    = スキュタイ人

 船岐・船木=フェニキヤ人

 塞国=サカナ=魚=海神

 魚(イオ)国=倭国(ウオマ)=イオニヤ人

 倭・塞=オオサカ

 ポセイドンの国大阪

 百済・和泉 国

            サカ   →   サタ   時代     人物

 ① 種子→日向    坂井       佐多岬  247年   壹與

 ② 豊後→伊予    佐賀関      佐田岬  421年以前 仁徳天皇

 ③ 和泉→河内    堺        佐太   469年   興

 ④ 丹波→出雲    嵯峨       佐太   475年以後 佐太(守口)の太守


 「その他」  

 ① 讃岐→吉備    坂出       西大寺

 ② 肥前       佐賀  

 ③ 土佐       佐賀

 『中国地方を進んだ日本、四国を進んだ倭』

 九州から近畿へ丹波と播磨を運んだのは、

 確かに日本(ヤマト)だった。

 しかし今みた地図で見ると、

 そのうちの淡路島は四国を進んだ倭国と

 無関係だったとは思えない。

 なぜなら反正天皇は倭の五王の一人、

 倭王・済だったことは疑いないから、

 彼は倭王・讃(仁徳天皇)が確保した阿波と讃岐から出発して、

 大阪府南部の田尻に進出している。

 彼の前の倭王・珍も茅沼(チヌ)(大阪府泉南)・

 紀(キ)伊の(ノ)宮(キノ=チヌ=沖縄語、和歌山県)を

 確保している。

 ということは、

 四国から大阪、和歌山への最短距離に並ぶ

 淡路島と紀淡海峡の島々は、

 徳島と和歌山と大阪とを結ぶ重要な三叉点にあるから、

 倭王たちの重要な領土だったはずだからである。

 淡路島は、同じ兵庫県だといっても、

 丹波と同時の命名でないことは、

 その当て字の違いをみても明かだ。

 丹児は日本の当て字、

 淡路は倭の当て字だと分類する必要がある。

 では次は、

 そのコースを倭の五王の名乗りで見てみよう。

 それは阿波から淡路島、

 そして和歌山・大阪の順に確保されている。

 西から東へ移っていることは疑う余地がない。

 これは淡路島とは、

 「阿波へ行く道の島」という意味の島名ではないことを

 証明している。

 それは逆に大阪へ行く道の島だったのだから、

 大阪のオオは「淡(オオ)」で」

 そこへ行く道だから淡路島と名付けられたといったほうが、

 むしろ正確である。

 しかしそれも間違っている。

 『サカとサタの分布とイソップの変種』

 なぜ間違っているか?。

 それは淡路島は近畿で始めて名付けられた地名ではなく、

 種子島・丹児・但馬と同じ語源をもつ国名の、

 新しい分布地だとわかっているからである。

 それは「淡へ行く道」などという道案内用の名ではない。

 倭や日本と同様に、新植民地を支配する権力者の母国名、

 すなわち出身地名で表示した新「領土名」だったのである。

 方向を指示する地名のサカ→サタも、

 大阪府に入ると姿が変わってしまう。

 サカはサカイ(堺)で、むしろ種子島へ戻っているが、

 サタは、はるかに北の守口市佐太以外にない。

 さらに北上すると古代丹波だった京都に嵯峨(サガ)があり、

 相楽(そうらく)郡がある。

 この郡は古音サカラカ。

 しかしサタは出雲までいかないとない。

 島根県八束(やつか)郡鹿島町に佐陀本郷と佐陀宮内とがあり、

 ここは戦前は佐太村で、

 昔の国幣(こくへい)小社・佐太神社がある。

 『出雲国風土記』島根郡加賀郷に

 「佐太大神のいます所」とあり、

 加賀の神埼(さき)の説明に小文字で注記して

 「佐太大神の産まれた処、

  その産まれたとき弓矢がなくなった。

  枳佐加地売命(キサカジメのミコト)が祈ると

  水面に角(つの)で作った弓矢が浮き出た。

  命がこれではないというと、

  今度は金の弓矢が流れ出てきた。

  命はそれを取って「この窟(いわや)は暗い」

  といって岩窟を射抜いた……」

 という話が書き添えてある。

 これは先にお話しした

 イソップの『金の斧』の変形だということが、

 すぐおわかりになったと思う。

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 《日本書紀・古事記
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 《三国史記・三国遺事
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 『参考』
 『言語復原史学会:Web』
 『言語復原史学会:画像』 

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 《参考》
 古代時代の考古学の最新発見・発表・研究成果
 最新の考古学的発掘の方法
 存在価値が問われる我が国の発掘考古学の現状

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