2010年3月8日月曜日

神仏像は民族を表現するか


 出典:加治木義博
    日本人のルーツ
    保育社:カラーブックス

    <日本人のルーツ>-その探求の一方法-

 石器時代からの偶像の移り変わりをみてくると、はじめ自然の小石に毛髪のような筋をつけただけのものから、大規模な彫像にまで進んでいるが、共通点は神を自分たちに似たものとして表現していることである。

 だからその顔立ちを注意してみれば、製作者の人種的特徴がわかる。

 またその姿勢や、怪物的イメージなども、民族と文化のつながりを証明しているものが多い。

 神仏像や面などに知人や有名人との共通点を発見するとき、その作品は日本人のルーツを教えてくれているのである。

<写真>

 ●伏羲女媧(ふくぎじょか)(中国)

 ●ベニンの銅像(ナイジェリア)

 ●水の女神(インド)

 ●WANTED(尋ね人)
  似た人物を見かけたらお知らせ下さい。

 ●右の3人の共通点を見つけてください。

『参考』

小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書

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